IEICE knowledge Discovery (I-Scover) は、電子情報通信学会の論文誌や研究会などの
論文を横断的に検索可能なサイトです。どなたでもご利用頂けます。
ここでは、I-Scoverの特徴や使い方などの他、最近のトピックスについてご紹介致します。

総合大会I-Scover企画セッション(TK-3)の報告

  総合大会(2017年3月22日(水)~25日(土),@名城大学)の3日目,24日(金)に開催された企画セッション 
  「 I-Scoverで論文・技報を活用しよう,世に出そう - I-Scoverプロジェクトの活動と成果 -」
  (座長:山里敬也名大教授)について,以下に報告します.

Ⅰ.基調講演2件

  基調講演では2件の発表が行われました.
  まず,トヨタIT開発センターの那和一成様が,「目利き活動と学術俯瞰システムの活用」というテーマで
  発表を行いました.これは,通信や社会システム,ソフトウェア,HMI等のITC技術6分野を対象として,
  既存テーマや新規プロジェクト立案に資する選択技術を調査し,今後の技術動向を把握しようとするものです.
  米国やその他の国の研究員との間でやり取り等が必要となりますが,十分な事前調査を行うとともに,
  場合により大使館に協力を求めることもあるとのことでした.

写真1.那和一成様の講演風景

  次に,トヨタIT開発センターの井上友二I-Scoverプロジェクトリーダー(PL)が,「IEEEとの比較:
  もっと信学会のコンテンツを世界で活用してもらうために」というテーマで発表を行いました.
  IEEEと本学会とを,現状のコンテンツビジネスとそれを実現する情報システムを中心に比較した上で,
  Linked Open Dataに対応した電子情報通信学会論文検索システムI-Scoverが完成し始動したことで,
  学会コンテンツの価値向上に向けて何ができるようになったかをわかりやすく説明しました.

写真2.井上友二I-Scover PLの講演風景

Ⅱ.APIを用いたI-Scover利活用コンテスト

  2016年12月26日~2017年2月10日の応募期間にご応募戴いた作品について,2月17日に開催した
  審査委員会で審査し,その第一次審査を通過した10作品の応募者によるプレゼンテーションを行いました.
  学術分野のビッグデータを分析することにより,キーワード関連図の作成,キーワードの時系列分析,
  文献-著者間関係の可視化,トレンドレポートの作成,技術分野における師弟関係を示す技術家系図の作成など
  研究活動の効率化に有効な研究,アプリケーションが報告されました.その後ただちに第二次審査を行い,
  厳正な審査の結果,以下の6作品が受賞し,井上PLより表彰状と副賞が授与されました.

  ◇最優秀賞 
    「I-Scover SPARQL APIを用いた共起語グラフの構築と可視化による論文検索支援システム」
      槇 俊孝・若原 俊彦(福岡工大),新井 淳也・岸本 康成・飯田 恭弘・岩村 相哲(NTT)

       写真3.最優秀賞の講演と表彰風景

  ◇優秀賞(2件)
    「SPARQLを用いた学会論文のキーワード時系列分析」
      小杉 篤史・小林 健了・中野 和俊(OKI)

       写真4.優秀賞1の講演と表彰風景

    「I-Scover SPARQL APIを用いた動向分析システム」
      槇 俊孝・髙橋 和生・若原 俊彦(福岡工大)

       写真5.優秀賞2の講演と表彰風景

  ◇プロジェクトリーダー賞
    「論文の類似性グラフによる関連論文発見の試み」
      飯田 恭弘・岸本 康成・新井 淳也・藤原 靖宏・岩村 相哲(NTT),
      高梨 理衣子・森田 直孝・川野 弘道・佐竹 康宏(NTT-AT)

      写真6.プロジェクトリーダー賞の講演と表彰風景

  ◇学生賞
    「I-Scoverに登録されている文献–著者間の関係の可視化」
      前川 政司・松本 拓海・佐々木 勇和・鬼塚 真(阪大)

      写真7.学生賞の講演と表彰風景

  ◇スポンサー賞
    「あなたの師匠は誰?」
      和佐 州洋・荒木 徹也(NII)

      写真8.スポンサー賞の講演と表彰風景


   ◎受賞6作品の概要を以下に示します.
    ・受賞作品の概要

Ⅲ.I-Scoverプロジェクトリーダー表彰

  I-Scoverプロジェクトは2017年3月末にプロジェクト体制としての活動を終了しますが,この活動に
  長年にわたって 献身的な貢献をしていただいた方たちの功績をたたえ感謝の気持ちを伝えるために,
  I-Scoverプロジェクトリーダー表彰を行いました.表彰されたのは以下の方々です.

  ◇功績賞(敬称略;50音順)
   ◎ I-Scoverシステム開発に関するチームリーダーとしての貢献
     山里 敬也
   ◎ I-Scoverシステム開発に関する長年の貢献
     飯田 勝吉、内山 博幸、奥村 梨奈、小林 学、鈴木 光、辻岡 哲夫、
     戸川 望、中野 美由紀、早瀬 茂規
   ◎ I-Scover普及推進に関するチームリーダーとしての貢献
     千村 保文
   ◎ I-Scover普及推進に関する長年の貢献
     朝香 卓也、今井 浩、加藤 直人、佐藤 真一、塩見 英久、庄木 裕樹、
     高橋 謙三、西野 文人、萩原 学、長谷川 晴朗、平松 淳

  ◇感謝状(敬称略;50音順)
   ◎ I-Scoverシステム構築に関する長年の貢献
     富士通株式会社
      北野 健太、境野 淑介、笹野 貢、西田 正
     株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ
      杉井 好教、松本 雄一郎
     百一コンサル株式会社
      池内 哲之

I-Scover第2期システムの正式運用開始

  昨年12月26日よりI-Scover第2期システムの仮運用を行ってきましたが,
  2017年3月7日(火)より正式運用となりましたので,ご案内致します.

    ・I-Scoverのサイト

  第2期システムでは,I-Scoverが保有する文献メタデータを二次利用しやすい形で提供する
  アプリケーションインタフェース(API)機能を追加致します.このI-Scoverの APIを
  活用することで,I-Scoverの利活用法が飛躍的に拡大することが期待されます.

  ■I-Scover API仕様書およびI-Scoverメタデータ仕様書(RDF)については以下をご覧ください.

    ・I-Scover API仕様編_第1.0版

     ・I-Scover メタデータ仕様書(RDF)_第1.0版

  ■SPARQLサンプルクエリ
     SPARQLサンプルクエリを以下に示しますので,ご利用ください.

    ・SPARQLサンプルクエリ

  ■SPARQLの概要説明・演習
  2016年9月20日(火)~23日(金)に北海道大学で開催されたソサイエティ大会において,
  「I-Scoverを使って研究開発をスピードアップ!? -学会文献検索システムの 有効活用に向けて
  RDFクエリ言語SPARQLの使い方を学ぼう- 」というタイトルで,I-Scover企画セッションが行われました.
  検索クエリ言語SPARQLの概要について説明した後,SPARQLの利用例としてI-Scover DBの分析・処理の演習を
  行いましたが,そこで使用したテキスト全3編(概要説明1編,演習2編)を以下に示します.

    ・I-Scoverデータを活用するための検索クエリ言語SPARQLの概要
    ・SPARQLを利用したI-Scover-DBの分析・処理の演習(初級)
    ・SPARQLを利用したI-Scover-DBの分析・処理の演習(中級)

  ■I-Scover APIの利用について
   I-Scover API のご利用には「I-Scoverデータ利用規約」への同意が必要です.
   (APIをご利用になった場合,規約に同意なさったものとものとみなされます)
   以下のI-Scoverデータ利用規約を必ずご熟読ください.

    ・I-Scoverデータ利用規約

電子情報通信学会では本API利用に係る一切の責任を負いかねます.
  ご利用者の責任においてご活用下さい.

◎ I-Scoverに関する情報の発信を行う場合,以下に示す「I-Scoverの表記・表現に関するガイドライン」に
  従ってください.


    ・I-Scoverの表記・表現に関するガイドライン




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